「困難を力に変えて」 バレー元日本代表大林さん(ブレス浜松GM) 浜松で講演

 静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の12月例会セミナーが20日、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。元日本代表でバレーボールVリーグ女子2部ブレス浜松ゼネラルマネジャー(GM)の大林素子さん(56)が、「マイドリーム」をテーマにトークを繰り広げ、夢をあきらめないことの大切さやブレス浜松への思いを語った。

自身の経験などを語る大林さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)
自身の経験などを語る大林さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)
自身の経験などを語る大林素子さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)
自身の経験などを語る大林素子さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)
自身の経験などを語る大林さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)
自身の経験などを語る大林素子さん=浜松市中区のプレスタワー(浜松総局・山川侑哉)

 大林さんは幼少期に身長が高いことが理由で同級生からいじめを受けていたことを明かし、コンプレックスをバネに見返そうと、中学1年でバレーボールを始めた。経験から「人を頼ることも大事だが、困難を自分で受け入れて力に変えることも大切」と強調した。
 日本代表として過去3度五輪に出場した輝かしい経歴を持つものの、競技を始めた当初は真面目に練習せず、サボり癖があったという。試合でも足を引っ張っていたが、監督の「練習していないのだから落ち込む資格はない」との言葉に目を覚まし、一念発起。うまくなろうと毎日練習に励み日本代表のエースアタッカーに成長を遂げた。
 GM就任から半年が経過し、「裏方」として企業訪問などに携わる大林さん。「地域の人の支えで成り立っている唯一無二の市民クラブ。数年で日本一をとれるチームに成長していければ」と夢を語った。
 (浜松総局・小林千菜美)

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