チュロスや子メロン弁当、エビイモコロッケ ウナギ創作料理 高校生腕振るう 磐田農、浜松江之島、横須賀が優勝 西区でコンテスト

 浜名湖養魚漁協(浜松市西区)などでつくる「うなぎの街」プロジェクト実行委員会は26日、同区の市雄踏文化センターで、高校生によるウナギの創作料理を披露する「第4回高校生うなぎ料理コンテスト」の2部門の決勝戦を開いた。

考案した弁当を調理する高校生=浜松市西区の市雄踏文化センター
考案した弁当を調理する高校生=浜松市西区の市雄踏文化センター


 県西部の9校から応募があった50メニューから、最終審査に残った6チームが一斉に調理した。浜松調理菓子専門学校の友永茂雄校長ら10人の審査員の試食を経て、アイデア力、調理構成力、メッセージ力の採点により順位を決めた。
 ウナギの頭や骨、肝を使った「SDGs料理部門」は、磐田農の「うなぎチュロス」が優勝した。ウナギの頭をペースト状にし、チンゲンサイやショウガなどと混ぜ、油で揚げた。鈴木佐季さん(3年)は「頭を塩やお湯で洗って臭みをなくし、食べやすくなるように工夫した。サクッとした食感が特徴」と話した。
 ウナギと地元特産品を組み合わせた「遠州名物弁当部門」は、エビイモのコロッケなどでボリューム感を出した浜松江之島の「遠州lunch(ランチ)」と、子メロンやニンジンなどを入れ、彩り鮮やかな横須賀の「中華風子メロン弁当」の両校優勝だった。
 コロナ禍の過去3回はオンライン開催だったが、初めて対面で行った。上位作品は遠鉄ストア(中区)などで商品化される可能性がある。吹奏楽演奏や抽選会などの「第1回浜名湖立うな重高校文化祭」も同時開催した。2部門のほか、SNSでウナギの魅力を伝える「映えうなぎ部門」の表彰も行った。
 各部門の順位は次の通り。
 SDGs料理部門 ②横須賀(さつまいもと鰻のスティックパイ)②浜松湖東(小さな子でもパクパク食べれちゃううなきもご飯)▽遠州名物弁当部門 ③オイスカ(グローカル弁当)▽映えうなぎ部門 ①浜松湖東チームうな吉②浜松湖東チームうなうな③天竜chika
 (浜松総局・大山雄一郎)

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