バスケットbjカップU14 女子のONE、男子の開誠館中3位

 14歳以下の中学バスケットボール日本一を決める「bjカップU14」最終日は28日、草薙このはなアリーナで行われた。県勢女子はONE(浜松市)が3位決定戦でREDFROGS(大阪)を65―37で破り3位。男子の浜松開誠館中も横浜ビー・コルセアーズU14(神奈川)を60―51で下し3位に入った。

女子3位決定戦 ONE-REDFROGS 第2クオーター、シュートを放つONEの神谷(右)=草薙このはなアリーナ
女子3位決定戦 ONE-REDFROGS 第2クオーター、シュートを放つONEの神谷(右)=草薙このはなアリーナ

今年4月発足 ONEが躍進  今年4月に発足したばかりの浜松市を拠点にしたクラブチームONEが3位と全国舞台で躍進した。準決勝で惜しくも敗れたものの、浜松開誠館中女子を15年間指導した経験がある石川監督は「負けた気持ちをどう切り替えるか。大会でないと経験できない」。気概を見せて成長した選手をたたえた。
 3位決定戦は序盤で勝負を決めた。第1クオーターで15点差をつけると、前半だけで20点をリード。1年生ながらチーム一の172センチを誇るセンター神谷は「チームのためになるプレーができた」とゴール下で体を張って得点を量産した。
 設立間もないクラブは決まった練習場を確保できず、一般利用で予約できる地域の体育館を転々としながら夜間練習を重ねる。それでも「たくさん練習でき指導してもらえる」(神谷)と評判を聞きつけた県西部地区の有望株が徐々に集まり、着実に力をつけている。「日本一になるのが目標」と神谷。チーム名に込めた思いを1、2年生24人で実現するつもりだ。
 (名倉正和)

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