小河路さん(浜松調理菓子専門学校職員)最高賞 「ジャパン・ケーキショー」工芸菓子部門 独創的な造形評価 学生部門2人入賞
浜松市中区の浜松調理菓子専門学校職員の小河路理那さん(26)=南区=がこのほど、国内最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」のシュガークラフト工芸菓子部門で最高賞の連合会長賞に輝いた。「不思議の国のアリス」の世界観を表現した独創的な造形が評価された。同校の学生2人も入賞した。
審査は10月末に行われた。小河路さんは、ウエディングケーキをイメージした作品が多い中で「人とは違う思い切ったデザインにしたかった」と狙いを語った。一方で「どのように評価されるか予想できない部分もあった。結果にびっくり」と喜びを語った。
ケーキづくりで意識しているのは「かわいく仕上げること」という。特にウサギの顔のふくらみや毛並みの表現には「満足いくまで何度も作り直した」と振り返った。来年も同じ部門に挑戦する方針で「次回は自信を持って出品し、連覇を狙いたい」と意気込む。
ともに同校2年の内藤結菜さん(19)=磐田市=、飯尾綾悟さん(20)=中区=も、学生対象のエコール部門でそれぞれ銀賞、審査員特別賞に選ばれた。
(浜松総局・岩下勝哉)