障害ある若者、20歳の門出 神取さんが激励 浜松市
浜松市の認定NPO法人魅惑的倶楽部(鈴木恵子理事長)は8日、障害があり「はたちの集い」への参加が難しい若者の門出を祝う「魅惑的生人四季(せいじんしき)」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中央区のホテルで開いた。本年度に20歳を迎える県西部などの6人とその家族ら約70人が出席し、節目を祝った。
同NPO理事で女子プロレスラーの神取忍実行委員長は「生きているといろいろなことがあるが、今日の日を思い出して歩んで」とエールを送った。若者たちは保護者に感謝の気持ちを込めた花束を贈った。
精神障害がある人が行うサッカー競技「ソーシャルフットボール」の日本代表強化指定選手に選ばれ、代表入りを目指している会社員の関口海翔さん(20)は「仕事を頑張って家族を支えたい」と語った。
コロナ禍の影響で4年ぶりに通常開催し、今回で22回目。浜商OBOG吹奏楽団の演奏や、しんえい保育園(同区)の園児によるかわいらしいダンスが花を添えた。
(浜松総局・小林千菜美)