伝統のだるま市 多彩な顔ずらり 浜松市中央区・福来寺

 浜松市中央区笠井町の福来寺で10日、恒例のだるま市が開かれた。だるまを買い求める人でにぎわい、参拝者は祈とうを受けて1年の無病息災や商売繁盛を願った。

大小さまざまなだるまが並ぶ露店=浜松市中央区の福来寺
大小さまざまなだるまが並ぶ露店=浜松市中央区の福来寺

 運営する笠井達磨(だるま)市保存会によると、1891(明治24)年から続く伝統行事。露店に手のひらサイズから高さ50センチほどのものまで大小さまざまなだるまが並び、参拝者はお気に入りのだるまを選んで購入した。
 境内には地元の幼稚園児から高校生までの子どもらによる絵画や書道などの作品を展示した。同保存会の田村滋治会長(80)は「多くの人の協力に感謝している。今後も地域の文化を守っていきたい」と話した。
 (浜松総局・山川侑哉)

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