全国で6館、優良公民館優秀館に 「楽しい」地域で共有 富塚協働センター(浜松市中央区)

 浜松市中央区の富塚協働センターがこのほど、文部科学省の本年度優良公民館表彰で全国6館の優秀館の一つに選ばれた。「地域コミュニティーの原点は楽しい時間を共有すること」をキャッチフレーズに、幅広い年代の老若男女が集う場所を目指して活動を進める。

竹を割る子ども=浜松市中央区のフォレストガーデン富塚
竹を割る子ども=浜松市中央区のフォレストガーデン富塚
屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」で交流する住民=浜松市中区
屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」で交流する住民=浜松市中区
優良公民館表彰で優秀館に選ばれ、受賞を喜ぶ職員=浜松市中区の富塚協働センター
優良公民館表彰で優秀館に選ばれ、受賞を喜ぶ職員=浜松市中区の富塚協働センター
竹を割る子ども=浜松市中央区のフォレストガーデン富塚
屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」で交流する住民=浜松市中区
優良公民館表彰で優秀館に選ばれ、受賞を喜ぶ職員=浜松市中区の富塚協働センター

 同センターは、住民の憩いの場になっている佐鳴湖周辺で、アーティストによる屋外ワークショップ「あおぞら協働センター」や、ごみ拾いボランティアの訴えで始まった環境イベント「ごみゼロフェスタ」などを展開する。
 12月下旬には「富塚に豊かな森をつくろう」をテーマに、循環型社会実現を目指す「パーマカルチャー」体験イベントを開いた。パーマカルチャー実験農園のフォレストガーデン富塚に親子連れなど約20人が集まり、竹を活用したコップづくりやピザの調理に挑戦。子どもたちが協力して竹林から竹を運び出したり、ピザを釜で焼くためのまき割りに汗を流したりした。
 近隣に住み、2人の子と参加した下沢未希さん(46)は「小さい子どもから高齢者まで全年代が楽しめる雰囲気があって、毎回楽しい」と笑顔で話した。
 イベントは職員だけでなく「コミュニティ・アシスタント」と呼ばれる若者ボランティアが活躍する。浜松南高2年の渡辺健汰朗さん(17)は「協働センターは第2の家のような場所。このような活動が広まることを願っている」と受賞の喜びを語った。表彰式は都内で2月9日に開かれる。
 (浜松総局・小林千菜美)

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