⚽ジュビロ磐田、全体練習開始 2季ぶりJ1の舞台 新加入15人で競争激化

 J1磐田は14日、ヤマハ大久保グラウンドで全体練習を開始した。サポーター約400人が熱視線を送る中、ピッチで約1時間半、走り込み中心のメニューを消化。2季ぶりのJ1の舞台に向けて順調に動き出した。

今季初練習に臨む磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド
今季初練習に臨む磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド

 この日は契約交渉中のMF大森を除く、31選手が集まり全体練習をスタート。故障明けとなるDF松原(浜松開誠館高出)やFWジャーメインらは別メニュー調整となったが、終始明るい表情でメニューをこなした。練習を見守った就任2年目の横内監督は「(約2カ月の)オフが長くて心配していたが、個人で準備してきたという印象」と選手の仕上がりを評価した。
 体調不良のため、前日の新体制発表会見を欠席したJ1福岡から移籍のMF中村も元気な姿を見せた。ボランチが主戦場の中村は「(合流を)すごく楽しみにしていた。開幕まで一日一日を大切にしたい」とした上で「運動量とセットプレーのキックに自信がある。チームを引っ張っていく役割も大事」と2月に30歳を迎える決意をにじませた。
 半数近い15人が新加入し、既存の選手にとっては競争が激化する勝負の年になる。今夏のパリ五輪出場を目指す世代別日本代表のDF鈴木海(磐田ユース出)は「人生で一度のチャンス。まずは磐田で試合に出て開幕ダッシュして(代表入りを)アピールしたい」と強調。高卒3年目のMF藤原(磐田ユース出)も「15人が加わりガラッと変わるはず。プレースタイルを把握して適応したい」と生き残りに必死だ。
(名倉正和)

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