世界のチーズ、市販品と弾力の違いは 静岡英和学院大短期大学部 実習交え学ぶ

 静岡市駿河区の静岡英和学院大短期大学部は12日、森永乳業の社員を講師に招き、チーズの製造方法などを学ぶ調理実習を同大で行った。食物栄養学科の2年生約50人が乳製品や加工食品への理解を深めた。

モッツァレラチーズ作りに挑戦する学生ら=静岡市駿河区(写真の一部を加工しています)
モッツァレラチーズ作りに挑戦する学生ら=静岡市駿河区(写真の一部を加工しています)


 学生は世界各国のチーズの食べ比べや歴史を学ぶ講義を受けた後、モッツァレラチーズ作りに挑戦した。生乳にクエン酸や酵素を混ぜ、湯の中で練って完成させた。学生は「どれくらい混ぜればいいの」「形を整えるのが難しい」などと話し合いながら協力して作業を進めた。完成品はトマトのカプレーゼに調理し、市販品との弾力の違いなどを比べた。
 平野もあさん(19)は「工程の順番や混ぜる度合いなど繊細な作業が重要と分かった。普段チーズを作ることがないので、貴重な体験ができた」と話した。
 (社会部・五十嵐美央)

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