炎に舞う大だこで占い「大吉」 浜松・中央区の保泉寺で「火渡り」

 浜松市中央区篠原町の秋葉山分院保泉寺で18日夜、明治時代から続くとされる伝統行事「火渡り」の神事が行われた。コロナ禍で中止されていた大だこの滞空時間で吉兆を占う儀式が4年ぶりに実施され、「大吉」が出た。

燃えさかる炎の上を舞う大だこ=18日午後8時ごろ、浜松市中央区の秋葉山分院保泉寺
燃えさかる炎の上を舞う大だこ=18日午後8時ごろ、浜松市中央区の秋葉山分院保泉寺

 和紙で作った畳3枚ほどの大きさのたこを持った白装束姿の行者が、境内に組まれた護摩木の上に立ち、周囲からたいまつで火が放たれた。炎が燃え上がって行者がたこを放つと、たこは立ち上る熱気で約5分間、夜空を舞った。
 燃え残った炭火の上を行者を先頭に参拝者が次々と素足で渡り、無病息災や心願成就を祈った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞