八幡中発達支援学級生と通常学級1年生 共同制作の雑貨販売 ストラップやコースター 浜松市
浜松市中央区の八幡中は17日、発達支援学級の生徒と通常学級の1年生が共同でつくった雑貨の模擬店「小鳩ショップ」を同校体育館で開いた。両学級の生徒計約150人が紙工芸、革工芸、縫製、木工の4班に分かれ、ストラップやコースター、ペン立てなどを保護者や地域住民に100円ほどで販売した。
共生社会に向けた両学級の交流促進や、接客などの販売学習を目的にした恒例行事。生徒たちは夏頃から月1回程度、協力して模擬店の販売物製作や看板作成などの準備を進めてきた。
生徒は両手を伸ばして手作りの看板を掲げ「とてもお得ですよ。いかがですか」などと来場者に笑顔で売り込みをした。ブースでは商品の紹介や使い方を丁寧に説明し、店員体験を楽しんだ。発達支援学級3年の岩本慈之さん(14)は「1年生と協力して準備を進めてきた商品がたくさん売れてうれしい」と話した。
(浜松総局・小林千菜美)