「大寒」若手神職らみそぎ 浜松・天竜川

 暦の上では1年で最も寒いとされる大寒の20日朝、浜松市中央区の天竜川で静岡県西部の若手神職らが恒例の「大寒みそぎ」に臨んだ。夜明けとともに川に入って神事を執り行い、静岡県民の無病息災を願った。

祝詞を奏上して身を清める神職ら=浜松市中央区の天竜川
祝詞を奏上して身を清める神職ら=浜松市中央区の天竜川

 静岡県西部地区神道青年会の会員を中心に35人が参加した。雨天となった朝の気温は8度で、水温は7度。下帯をまとった男性神職とみそぎ装束の女性神職は、船をこぐしぐさの「鳥船行事」で体を温めた後、約5分間川に入り、胸元まで水に漬かって祝詞を上げた。
 同青年会の村瀬環会長(39)=同市天竜区=は「新年から大変な思いをしている方がたくさんいる。被災地に向けても願いを込めた」と話した。
 (浜松総局・山川侑哉)

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