佐鳴湖のごみ事情紹介 2月2日まで、浜松市役所1階市民ロビー
ごみのない佐鳴湖を目指して活動を行っている浜松市民の団体「佐鳴湖・段子川ゴミバスターズ」(福島正義代表)による「佐鳴湖ゴミ事情展」が2月2日まで、市役所1階市民ロビーで開かれている。
同団体は2020年2月から佐鳴湖のごみ拾いを行っている福島代表の思いに賛同した市民らで構成。現在は10人がそれぞれのペースでごみ拾いに取り組んでいる。「ごみを捨てない人づくり」にも注力し、小中学校で出前講座も行っている。
同展では団体の活動や佐鳴湖の現状を写真や福島代表のメッセージを交えながら紹介。大量のたばこの吸い殻や空き缶、家庭ごみ、冷蔵庫などが不法投棄された状況をはじめ、4年間で約6万リットル分のごみを拾い、このうち8割をペットボトルが占めていることや、シジミを活用した水質浄化の事業などを説明している。
福島代表は「ごみ拾いと不法投棄のいたちごっこは続くが、最近は効果が出てごみも少なくなってきている。拾っている人がいることを伝えたい」と話した。
(浜松総局・宮崎浩一)