学生に100円朝食 静岡県大生が提供 管理栄養士目指す有志6人、レシピも考案

 静岡県立大草薙キャンパス(静岡市駿河区)の食堂で23~26日、管理栄養士を目指す食品栄養科学部の2年生有志6人による「朝食を食べようプロジェクト」が行われた。普段朝食を取らない学生にも食べる習慣をつけてもらおうと、学生が調理したおにぎり2個と汁物のセットを1食100円で提供した。

自分たちで調理した朝食を提供する食品栄養科学部の学生(左の2人)=静岡市駿河区の県立大草薙キャンパス
自分たちで調理した朝食を提供する食品栄養科学部の学生(左の2人)=静岡市駿河区の県立大草薙キャンパス

 学生は日替わりで健康テーマを設定し、レシピを考案。「免疫力向上」の日にはサケ、ワカメ入りのおにぎりとキノコのみそ汁、「貧血予防」の日は高菜とヒジキ入りのおにぎりとホウレンソウと卵のスープを提供した。午前8時から9時まで各日50食を用意し、いずれも完売で好評だった。友人と食べに来た同学部4年の光川晴香さん(22)は「『朝食を食べると頭がさえる』といったキャッチフレーズがあれば、さらに広まるはず」と今後も継続することを期待した。
 管理栄養士を目指す学生は3年次に病院や学校など学内外の施設で実習に臨む。プロジェクトメンバーの一人、保坂凪咲さん(20)は「実習の前に、厨房(ちゅうぼう)で大型の調理器具を扱えて、良い経験になった」と成果を喜んだ。
 (社会部・瀬畠義孝)

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