サッカーのまち100周年、藤枝で記念式典 元女子日本代表澤穂希さんら、女子児童と交流

 藤枝市は27日、サッカーのまち100周年記念式典を同市の藤枝総合運動公園サッカー場で開いた。市のサッカーの歴史は、1924年に志太中学(現藤枝東高)創立時に全国で初めて校技に蹴球を取り入れたことから始まった。関係者や市民ら約5千人が節目の年を祝い、新たなスタートに期待を膨らませた。
サッカーのまち100周年を祝う関係者=藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場
 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長と元日本代表の桑原勝義さん(同市出身)、元女子日本代表の澤穂希さん、阪口夢穂さんらが来賓として出席した。北村正平市長は「蹴球都市として先人が築いた歴史と伝統を受け継ぎ、サッカーを核としたまちづくりを進める」とあいさつ。田嶋会長は「サッカーの歴史を築いたのは静岡であり藤枝市。多くの素晴らしい選手を輩出している」と述べた。
女児との試合を楽しむ澤さん(右)と阪口さん(中央)=藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場
 地元出身で、J3アスルクラロ沼津の中山雅史監督と日本代表コーチの名波浩さん、ドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルト所属の長谷部誠選手からも祝福のビデオメッセージが送られた。
 サッカー場の中央では巨大クラッカーの号砲とともに、風船が青空に放たれた。北村市長は次の100年に向けてキックオフし、決意を新たにした。
サッカーのまち100周年を祝う関係者と子どもたち=藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場
 式典後はJFA事業の女子サッカーイベントが行われた。澤さんと阪口さんも参加し、市内外の小学校低学年女児と保護者計160人と一緒にボール遊びやシュート練習、試合などを楽しんだ。児童は好プレーを見せると、2人とハイタッチして笑みを浮かべた。

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