足元の地層や石 悠久の歴史ロマン バードピア浜北で企画展 浜松市浜名区

 浜松市浜名区の県立森林公園で見られる地層や岩石を紹介する企画展「地めんと石ころ見てみよう展」が3月31日まで、同公園バードピア浜北で開かれている。水曜休館。

県立森林公園で見られる地層や岩石を紹介する企画展=浜松市浜名区のバードピア浜北
県立森林公園で見られる地層や岩石を紹介する企画展=浜松市浜名区のバードピア浜北

 同公園で露出している35万~20万年前の地層「鴨江礫(れき)層」を長さ1メートルほどにわたって剝がし、施設内で公開している。含まれる石の種類や形、並ぶ向きから、大昔に川が流れていた痕跡があることなどを解説。同じく公園内で見られる2億年以上前の岩石の写真パネル、約20種の変成岩や火成岩の展示、顕微鏡で砂を観察するコーナーなども設け、実物を見ながらじっくりと学ぶことができる。
 企画に協力した県環境学習指導員の鈴木英之さん(68)は「足元に転がる石は何万年、何億年の歴史を持っている。ロマンや面白さを感じてもらいたい」と話している。
 (浜松総局・山川侑哉)

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