稲取高生考案のメニューが登場 地元食材たっぷり 東伊豆町

 東伊豆町の給食に2日、稲取高(同町)生徒が考案した特別メニューが登場した。稲取小では、地産品がふんだんに取り入れられたメニューの数々に子どもたちは大喜び。食べ終わると、一様に満足げな表情を浮かべた。

高校生と給食を食べる児童=東伊豆町の稲取小
高校生と給食を食べる児童=東伊豆町の稲取小
高校生が考案したメニュー=東伊豆町の稲取小
高校生が考案したメニュー=東伊豆町の稲取小
高校生と給食を食べる児童=東伊豆町の稲取小
高校生が考案したメニュー=東伊豆町の稲取小

 メニューを考案したのはいずれも同高3年の遠藤里奈さんと松本のどかさん、平川麻尋さんの3人。静岡県賀茂農林事務所の高校生給食コンテストで最優秀賞に輝いた献立で、かき菜の塩昆布あえやアシタバのみそ汁に町内産を使った。主菜の「タラのタルタルソースがけ」の衣には松崎の桑葉茶を用い、クチナシで色付けされた東伊豆の伝統食「黄飯」も彩りを添えた。デザートには特産のミカンが用意された。
 3人はともに稲取小出身。遠藤さんは「母校のたくさんの子どもたちに喜んでもらえて、うれしい気持ちでいっぱい」と目を輝かせた。同校5年の田村勇成君は「こんなにいろいろな種類の材料が町にあるなんて知らなかった」と目を丸くした。
 稲取小栄養士の植松みすずさん(30)は、コンテストの審査員も担当。「彩り豊かで高校生らしいアイデアが詰まっていて、子どもたちが食べやすい工夫もされています」と称賛した。町内の幼稚園と小中学校で約600食が提供された。

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