⚽ジュビロ磐田 松原、ジャーメイン実戦復帰へ J2鹿児島と3日対外試合

 大けがからの復帰を目指していたJ1磐田のDF松原(浜松開誠館高出)とFWジャーメインが3日に行うJ2鹿児島との対外試合で実戦復帰する可能性が出てきた。2人ともチームのオフ期間を使ってリハビリに励み、鹿児島キャンプに入って全体練習に本格合流し状態を上げている。2日には2人で居残り練習にも参加し、出場に意欲を示している。

鹿児島との対外試合で実戦復帰する見通しの松原(右)とジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム
鹿児島との対外試合で実戦復帰する見通しの松原(右)とジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム
居残り練習で状態を上げる磐田の松原(左)=鹿児島市の白波スタジアム
居残り練習で状態を上げる磐田の松原(左)=鹿児島市の白波スタジアム
鹿児島との対外試合へ調整する磐田のジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム
鹿児島との対外試合へ調整する磐田のジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム
鹿児島との対外試合で実戦復帰する見通しの松原(右)とジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム
居残り練習で状態を上げる磐田の松原(左)=鹿児島市の白波スタジアム
鹿児島との対外試合へ調整する磐田のジャーメイン=鹿児島市の白波スタジアム

 昨季不動の左サイドバックだった松原は昨年9月24日の岡山戦で右膝を負傷。痛み止めを打ちながら最終節まで強行出場を続け、チームのJ1昇格に大きく貢献した。半月板損傷の大けがと診断され、シーズン終了直後に手術を受けた。オフを返上して黙々と走り込み「思った以上に(けがの)リバウンドはなさそう」と明るい表情を見せる。
 対外試合への出場はJ1復帰を決めた昨年11月12日の栃木戦以来となる。「10分、15分でもいいから試合に出て、無理はせず自分の感覚を確認したい」と意気込みを語った。
 ジャーメインは昨年10月28日の東京V戦で左太ももを痛めて全治3カ月と診断された。昨季はチームトップに並ぶ自己最高の9得点をマークしたが、J1昇格が懸かった残り2試合を欠場。目標の2桁得点にも届かず悔しい思いも味わった。
 今季は新加入の外国人選手らとFWを争うことになるが、負けるつもりはない。「横内監督が求める去年以上の役割を果たし得点を重ねる」。磐田加入3年目は背番号を18から11に変更し心機一転。まずはJ1で背番号以上のゴールを奪う。
 (運動部・名倉正和)

VAR見据えセットプレー確認 横内監督「足を止めないプレーが大事」
 磐田は鹿児島との対外試合を翌日に控え、練習時間の大半を使って、セットプレーの確認を入念に行った。今季はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)があるJ1が舞台のため、特にオフサイドラインの判断を細かくチェックした。
 最近ではアジア杯を戦う日本代表がVARの介入でオフサイド判定が覆りゴールが認められた経緯がある。J1福岡から加わったMF中村はこの事例を挙げて「練習で細かくやるほど試合で味方してくれるはず」とうなずく。横内監督は「昨年から言い続けているが、足を止めずに続けてプレーすることが大事」と強調した。

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