長田北小6年生 夏から準備 “手作り”マルシェ 充実感 学区ゆかり24団体出店、盛況 静岡市駿河区

 静岡市駿河区の長田北小の6年生が主体となって企画し、夏休み前から準備を進めてきたイベント「おさきたマルシェ」が4日、同区向敷地のおやいづ製茶で初開催された。同校の児童や保護者をはじめ、多くの住民でにぎわい、地域に活気をもたらした。

児童らが準備した会場の様子=静岡市駿河区向敷地のおやいづ製茶
児童らが準備した会場の様子=静岡市駿河区向敷地のおやいづ製茶

 児童らの依頼を受けて出店した同学区ゆかりの24団体が、弁当やクラフト雑貨などを販売した。会場には6年生らが手作りした案内図や顔はめパネルが設置された。スタンプラリーやクイズなどもあり、多くの来場者が挑戦した。
 イベントは、同校の総合学習の時間に「地元には人が集まるイベントが少ない」との意見が多く上がったことから、初の試みとして企画。6年生87人が知恵を出し合い、各団体へのインタビューやチラシ作成などの準備に奔走してきた。
 6年生の長谷川侑大君(12)は「自分たちで作ったイベントにこんなにたくさんの人が来てくれてうれしい」と充実した表情を浮かべた。児童とともに準備を進めてきた小林大希教諭(32)は「児童たちが将来大きな壁にぶつかることがあっても、今回の体験がきっと力になると思う」と期待した。
 (社会部・鈴木志穂)

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