⚽ジュビロ磐田 FWペイショット 戦術理解、シュート迫力 鹿児島キャンプ(6日)

 J1磐田の新外国人FWマテウスペイショットの評価が上々だ。対外試合では190センチの体格を生かしたゴール前での迫力あるシュートに加え、チーム戦術を理解した上でポストプレーでも貢献。7日に行われる、身体能力が自慢の韓国Kリーグ大田(テジョン)との練習試合で「体の強さを生かしていきたい」とプロ相手の“初ゴール”を狙う。

ストライカーとしての期待が集まる磐田のペイショット(左)=鹿児島市の白波スタジアム
ストライカーとしての期待が集まる磐田のペイショット(左)=鹿児島市の白波スタジアム

 東海大熊本との練習試合初戦では豪快に右足を振り抜き来日初ゴールを奪った。だが、J2鹿児島との対外試合で66分出場したものの無得点。味方のクロスにタイミングが合わず、ゴールが奪えずにいら立つ場面もあった。
 ただ、屈強な体を生かし周囲を見渡すプレーで存在感を示した。横内監督は「献身的にチームのために挑戦してくれている。チームにフィットするためよくやっている」と泥くささを評価する。
 ピッチ外でも日本に適応しようと、日本語のレッスンに積極的に通い急速に上達。「お願いします」「とてもおいしい」「疲れた」と覚えたての言葉を披露し周囲を和ませる。
 磐田のFW陣は昨季のチーム得点王ジャーメインが故障から復帰したばかり。さらに古巣・大田との対戦を楽しみにしていた石田も5日に足の張りを訴えて別メニュー調整と手薄な状況。エース候補は「少しずつチームになじむことが大事。その中でゴールを決めたい」と頼もしい。

森岡 けがに負けず定位置争い  プロ4年目のDF森岡(磐田ユース出)がセンターバックの定位置争いに食い込もうと懸命のアピールを続けている。昨季は度重なるけがでJ2リーグ2試合出場にとどまった。対外試合2試合は連続無失点で「相手FWに身体能力で負けない」と自信を見せる。
 安定感を見せた東海大熊本戦に続き、J2鹿児島との対外試合でも存在感を示したかったが、後半途中出場後に歯を負傷し10分程度で交代。それでも応急処置を施し、翌日以降の練習にも元気に参加した。
 J1では名古屋のユンカーや湘南のルキアンら外国人ストライカーを挙げて対戦を熱望する。特にかつての同僚だったルキアンには「『いい選手だ』と言ってくれた。抑えたい」と成長した姿を見せるつもりだ。

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