飯田八幡宮 本殿の大改修が完了 静岡市清水区
静岡市清水区由比の飯田八幡宮本殿の大改修がこのほど完了した。
老朽化した本殿に改修工事を施すため、地元住民らは2016年に検討委員会を設置。以降8年間をかけて地域で浄財を募り、約1600万円が集まった。工事完了後には竣工遷座祭も行われた。
飯田八幡宮本殿は築約300年とされ、由比地区で記録が残っている最古の木造建造物の一つとされる。改修工事では屋根を修繕したり、風化している基礎の石材を取り除き、御影石に取り換えたりした。地元関係者は「残せる部材はなるべく残す方式を取り入れた。100年先まで耐える建造物となった」などと振り返った。