⚾清水七・八 最終回に逆転【しんきんカップ静岡県中学選抜野球・1回戦】
▽1回戦(焼津第2試合)
清水七・八(清水) 0100005―6
町清水・清水南(駿東)0300000―3
(清)鎌田、河原崎―井上
(町)井口、山本―海瀬
▽三塁打 井上(清)▽二塁打 鎌田(清)
▽試合時間 1時間49分 井上、走者一掃三塁打 清水七・八の3番井上が最終回に走者一掃の右越え適時三塁打を放ち、初出場のチームを逆転勝利に導いた。「バットの芯に当たった感覚があり、(外野の頭を)越えたと思った」と手応えは確かだった。
狙い球を強く振り抜いた。1点を追う七回1死満塁、初球の外角寄り低めの直球を捉えた。打球が右翼手の頭上を越し、相手の中継プレーが乱れる間に本塁へ突入。頭から滑り込み、雄たけびを上げた。「(セーフの瞬間は)最高だった」と笑みを浮かべた。
昨秋からボール球の見極めを徹底してきたチームの練習成果も発揮された。制球に苦しんでいた相手投手の球を冷静に選び、下位打線から4連続四死球で逆転の好機をつくった。田中監督は「誘い球を振らずに、しっかり球を見て走者をためて、得点につなげるという形ができた」と選手をたたえた。
(藤枝支局・青木功太)