⚽藤枝ＭＹＦＣ 超攻撃さらに進化、白星量産【Ｊリーグ開幕特集】
（左から）矢村健、浅倉廉、榎本啓吾
（左から）川島将、鈴木翔太、杉田真彦、内山圭
超攻撃的スタイルを掲げ、Ｊ２で２年目を戦う藤枝。昨季の主力がほとんど残った上で秀でた長所を持つ新戦力を加え、就任４年目の須藤監督は悲願のＪ１昇格へ向け「勝負の年」と手応えを示す。
攻撃時はＧＫが状況に応じゴールを空け、最終ラインに入りビルドアップする戦術を今年も貫く。「ＧＫはボランチ」という指揮官の方針の下、守護神の座は昨季定位置を得た大卒２年目の北村と、Ｊ１鳥栖から復帰した内山が激しく争う。
３バックは副主将の川島を軸に中川創、鈴木ら日本人と、新たなブラジル人ＤＦ２人らがせめぎ合う。身長１９０センチのウエンデルはＷＢもこなし、潜在能力を引き出せば大きな武器になりそう。
チームの両翼のＷＢは今季から背番号１０の榎本、ベテラン久富、新加入のシマブクのほか、大卒新人の永田と前田も急成長中。かじ取り役のボランチも層が厚く、戦術眼に優れた梶川、水野、ボール奪取力に優れた“つぶし役”の西矢、新井と個性の違う選手をどう組み合わせるか。昨季、右膝に大けがを負った杉田主将の復活劇にも注目が集まる。
攻撃陣も千葉に移籍した横山の穴を埋めて余るメンバー構成。１トップは昨季終盤にエースとなった矢村と、新戦力で年代別日本代表の経験を持つ中島が練習から火花を散らす。シャドーもアンデルソン、中川風ら多彩で、静岡学園高で全国選手権制覇を果たした浅倉、鹿児島城西高から直接加入の芹生ら若手の飛躍も期待できる。シーズンを通じチーム内の競争力を高め選手を育てながら勝利もつかめるか、須藤監督の手腕が問われる。
（運動部・寺田拓馬）
▽監 督 須藤大輔
▽ヘッド 仲田建二
▽コーチ 養父雄仁、枝村匠馬、阿部謙作、井田征次郎、清家芳樹、ジュリオ
（１）岡西 宏祐 ＧＫ ３３ １８６ ８０ 甲府
（２）川島 将 ＤＦ ３２ １８３ ７７ 北九州
（３）鈴木 翔太 ＤＦ ２７ １７９ ７４ 東京学芸大、清水ユース出
（４）中川 創 ＤＦ ２４ １８４ ７９ 磐田
（５）小笠原佳祐 ＤＦ ２７ １７７ ７２ 熊本
（６）新井 泰貴 ＭＦ ２６ １７４ ６７ 鳥取
（７）水野 泰輔 ＭＦ ３０ １７０ ６５ 熊本
（８）浅倉 廉 ＭＦ ２２ １６８ ６４ 拓殖大、静岡学園高出
（９）矢村 健 ＦＷ ２６ １６９ ６９ 新潟
（１０）榎本 啓吾 ＭＦ ２４ １６５ ６２ 東海学園大
（１１）アンデルソン ＦＷ ２２ １８０ ７８ ブラジル
（１３）大曽根広汰 ＭＦ ２４ １６７ ６４ 仙台
（１４）中川 風希 ＦＷ ２８ １７５ ６８ 今治
（１５）杉田 真彦 ＭＦ ２８ １７０ ６７ ソニー仙台ＦＣ、静岡西高出
（１６）山原康太郎 ＤＦ ２３ １８２ ７５ 東京国際大
（１７）平尾拳士朗 ＦＷ ２３ １７２ ６７ 中央大、藤枝東高出
（１８）小関 陽星 ＭＦ ２３ １７０ ６７ 桐蔭横浜大
（１９）シマブク カズヨシ ＭＦ ２４ １６６ ６３ 新潟
（２１）菅原 大道 ＧＫ ２８ １９０ ８０ 栃木シティ
（２２）久富 良輔 ＤＦ ３２ １７７ ６９ 栃木、桐陽高出
（２３）梶川 諒太 ＭＦ ３４ １６４ ５８ 東京Ｖ
（２４）永田 貫太 ＭＦ ２２ １７０ ６６ 中京大
（２６）西矢 健人 ＭＦ ２４ １７５ ６８ ＦＣ大阪
（２７）前田 翔茉 ＭＦ ２２ １７９ ７２ 常葉大、清水桜が丘高出
（２９）カルリーニョス ＤＦ ２８ １９０ ８０ ブラジル
（３０）芹生 海翔 ＭＦ １７ １７８ ６８ 鹿児島城西高
（３３）河上 将平 ＭＦ ２６ １７０ ６６ 専修大、東海大翔洋高出
（３５）内山 圭 ＧＫ ３０ １８１ ７４ 鳥栖
（４１）北村海チディ ＧＫ ２３ １７８ ７８ 桐蔭横浜大
（８１）中島 大嘉 ＦＷ ２１ １８８ ８８ 札幌
（９９）ウエンデル ＤＦ ２４ １９０ ８７ ブラジル
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