桑葉茶スイーツ 地域の名産品に 松崎小児童ら招き試食会 町の菓子店と商品化

 松崎町で栽培され、粉末茶として親しまれている桑葉を生かした地域活性化に取り組む「松崎桑葉健康協議会」が町内の菓子店と共同で、桑葉茶を活用したスイーツの開発を進めている。このほど試食会を開き、住民らに和洋菓子を提供して意見を募った。今後新たな名産品として展開し、観光誘客につなげる。

桑葉を活用したスイーツの試食会=松崎町の町地域交流館「浜丁」
桑葉を活用したスイーツの試食会=松崎町の町地域交流館「浜丁」

 試食会が同町の町地域交流館「浜丁」で行われ、開発に協力する「エレーヌ釜之元」、「梅月園」、「フランボワーズ」の3店がどら焼きやわらび餅、シュークリームなど7品を用意。松崎小の児童らを招き、アンケートを実施した。今回得た意見を参考に、商品化に向け準備を進める。
 桑葉は、同町の企業組合「松崎桑葉ファーム」が町内の耕作放棄地で生産を続けている品。食物繊維やミネラルを含み健康効果が期待されている。昨年8月からは、同組合の直売店「くわや」でジェラートの販売を開始し、スイーツ開発に力を入れている。
 同協議会は町や商工会、観光協会で組織する。「伊豆桑抹茶スイーツ」と名付けてブランド化を図る予定で、スイーツの食べ歩きマップを製作する構想もある。
 (松崎支局・太田達也)

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