浜松パワーフード 3部門頂点決定 前菜「浜松産トマトのタルト」 主菜「三ケ日牛鋤焼き」 食事「峯野牛ローストビーフポップオーバーサンド」 地元小中生ら審査
浜松の食材を活用した料理イベント「浜松パワーフード推しの一皿総選挙」の最終審査が25日、浜松市中央区で行われた。「前菜・先付・オードブル」「主菜・メイン」「食事(ご飯、麺類など)」の3部門で、事前の市民投票を勝ち抜いた3点ずつ計9点が審査に進み、農業関係者や地元小中学生の試食で各部門の初代グランプリを決めた。
グランプリに輝いたのは、前菜部門が中辻貴博さん(和洋中・ビュッフェ・ダイニング シャンゼリゼ)」の「浜松産トマトのタルト」、主菜部門は百谷正喜さん(個室料亭 八葉亭)の「三ケ日牛鋤(すき)焼き」、食事部門は町田通さん(Cafe&Restaurant LENRI)の「峯野牛ローストビーフポップオーバーサンド」だった。
イベントは浜松料理協同組合(岩沢秀治理事長)と、浜松パワーフード学会(秋元健一会長)がプロの料理人が腕を競う場を提供し、食による地域活性化を目指そうと開催した。市内43店舗から77点のエントリーがあり、この日の最終審査は約40人が肉や野菜など地元産食材をふんだんに使用した料理人自慢の一品を口に運び、順位をつけた。
秋元会長は「感動で胸がいっぱい。誇れる料理人や生産者の魅力を世界へ発信できる機会になれば」と次回の開催に意欲を見せた。入賞作品は各店舗で提供される予定。
(浜松総局・小林千菜美)