「竜神の舞」勇壮に 浜松・佐久間の保存会 藤枝で初披露

 干支(えと)の辰(たつ)年にちなみ、浜松市天竜区佐久間町ゆかりの住民有志らでつくる「佐久間龍神の舞保存会」は24日、佐久間ダム(同区)建設工事の殉職者96人の霊を慰める「竜神の舞」を藤枝市郷土博物館前で披露した。

勇壮な竜神の舞を披露する会員=藤枝市郷土博物館前
勇壮な竜神の舞を披露する会員=藤枝市郷土博物館前

 爆竹の音と白煙とともに、全長13メートル、重さ60キロの金色の“竜神”が登場。会員は太鼓とかね、銅鑼(どら)の拍子に合わせ、竜が生きているかのように勇壮な舞を繰り広げ、多くの見物客を楽しませた。
 1月に同博物館で開催した企画展で、保存会が竜神を特別出展した縁があり、藤枝で初めて竜神の舞が実現した。保存会の大見芳会長(70)は「大勢の方が見に来てくれて、やったかいがあった。もっといろいろな場所に出向いて佐久間をPRしたい」と話した。
 (藤枝支局・青木功太)

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