マニアックな趣味に没頭「ぬまりびと」沼津に集結 流木アート、レスラー風マスクで動画… 

 探究・表現活動の熱中者が成果を発表する「ぬまりびと博覧会」(同実行委主催)が9日、沼津市のプラサヴェルデで開かれた。一つのことに没頭する沼にはまったような人を指す「ぬまりびと」が集結。来場者は「そこに目をつける!?」と驚きながら、ニッチな話を聞いて楽しんだ。

一つのことに没頭する「ぬまりびと」が集まった博覧会=沼津市
一つのことに没頭する「ぬまりびと」が集まった博覧会=沼津市

 沼津の土産品を制作する人、流木でアート作品を作る人、プロレスラー風のマスクを着けて動画投稿する人など、マニアックな趣味を持つ25組がブースを構えた。来場者は各ブースを回って「何のぬまりびと?」などと質問を投げかけ、出展者の前のめりな話を聞いたり、商品を購入したりした。
 ちょうつがいでアクセサリーを作る伊藤徹郎さん(54)は「柱と扉をつなぐ金具は人と人とをつなぐ『縁結び』の効果もある」と熱中のきっかけを話す。来場した堀江紗代さん(53)は「知らない世界に触れることができておもしろかった」と笑顔を見せた。
 岩崎敦史委員長は「ぬまりびとの熱を感じて、自分も何かやってみようという人が1人でも出るとうれしい」と期待した。10日も午前10時から同所で開く。
 (東部総局・天羽桜子)

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