⚽藤枝ＭＹＦＣ 最年長梶川がチームに活！ 今季未勝利「先発争い、本気で戦いを」
「まだ緩い。先発を争い、まずチーム内で本気で戦わないと」。ルヴァン杯も含め今季４戦勝ちなし３連敗のＪ２藤枝で、チーム最年長のＭＦ梶川諒太（３４）がチームにげきを飛ばしている。
沈んだ空気を変えようと、練習から誰よりも大きな声で厳しく周りに要求する。今季から加入し、「最初は遠慮していたが、この雰囲気を変えないと駄目」と覚悟を決めた。
超攻撃的スタイルを掲げながら今季チームはまだ無得点だが、「やり続けることが大事」と断言。Ｊリーグで５チームを渡り歩き、東京Ｖ、湘南、徳島でチームをＪ１に押し上げた経験から、「結果は大事だが、内容にこだわってチームの完成度を上げないとシーズン中盤以降に失速する」と指摘する。
前節大分戦は前半、ハイプレスが効いてボールを圧倒的に保持したが、後半開始早々に隙を突かれて失点すると、リズムを取り戻せなかった。梶川はボランチで先発し、後半途中からシャドーに上がってプレー。「ＧＫとＤＦ陣がつなぎたいと思っても、早くパスを欲しがる前線の選手と意思がずれ、ちぐはぐだった」と分析する。
次節のホーム岡山戦に向け、「全員が早くポジションを取り、イージーミスをなくしたい。同時に失敗を恐れず、ポゼッションをやり抜く精神力が大切」。若手に奮起を促しながら、持ち味の「かゆいところに手が届く」献身的なプレーでチームをけん引する決意を示す。
（寺田拓馬）
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