米NFLでチアリーダー3年 猿田さん「悩みつつ、楽しみながら、やりきった」 地元・浜松で市長に活動報告
浜松市浜名区出身で、米プロフットボールNFL「シンシナティ・ベンガルズ」でチアリーダーを務めた猿田彩さん(26)=西遠女子学園中・高出=が3日、市役所を訪れ、中野祐介市長に在籍3シーズンの活動を報告した。
猿田さんは2021年に同チームのチアリーダー試験に合格。本拠地での試合を中心に応援を繰り広げ、王座決定戦スーパーボウルにも参加した。1年単位の契約のため3年連続で試験に合格し、2年目からは振り付けも担った。
猿田さんは「チアは踊るだけでなく、その街のファンとの交流や地域貢献が魅力。悩みつつ、楽しみながら、やりきった3年間だった」と振り返った。現在は帰国中で、高校時代の留学先だったユタ州の米プロバスケットボールNBAチームの試験を目指している。「行きたいチームに出会えたことが幸せ。自分の可能性を信じ、前向きにチャレンジすることで道が開けることを発信したい」と意気込んだ。
中野市長は猿田さんからスーパーボウルの入館証など思い出の品の説明を受け「素晴らしい活躍。浜松の子どもたちも元気づけてほしい」と激励した。