北遠の春満喫ハイキング 浜松の水窪・龍山で林道散策や山菜摘み

 春の陽気が続く浜松市天竜区各地で14日、登山やハイキングの催しがあった。静岡県内外から来訪した行楽客が鮮やかな緑色の若葉や山菜、花に囲まれながら散策を楽しんだ。

散策に先立って行われた神事=浜松市天竜区水窪町
散策に先立って行われた神事=浜松市天竜区水窪町
ワラビを収穫する玉本代表=浜松市天竜区龍山町
ワラビを収穫する玉本代表=浜松市天竜区龍山町
散策に先立って行われた神事=浜松市天竜区水窪町
ワラビを収穫する玉本代表=浜松市天竜区龍山町

 同区水窪町のNPO法人山に生きる会(坂本貞夫理事長)は恒例の「山開き」のイベントを、国道152号草木トンネル北側の「山の駅」付近で行った。参加した約40人は安全祈願の神事で祈りをささげた後、林道に沿って散策した。
 約1時間半歩いてゼンマイやタラの芽といった山菜を摘み取り、山からの眺望を楽しんだ。交流施設「田楽の里」で山菜を天ぷらに調理し、香り高い春の味覚を堪能した。
 同区龍山町で地場産品の販売や加工を手がけるグループ「ドラゴンママ」は、同町の白倉集落でワラビを収穫する体験会を開いた。浜松山里いきいき応援隊の加藤亮太さんら計10人が参加し、晴天の下で収穫した。玉本君枝代表(79)は「たくさん収穫することができていい体験会になった。龍山にたくさんの人が来てもらうための機会にしたい」と話した。
 (天竜支局・平野慧、浜松総局・大沢諒)

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