インクルーシブ社会考えて 6月にイベント 実行委が浜松市長訪問

 障害の有無や年齢、性別、国籍にかかわらず誰もが楽しめるイベント「チャレンジ・トゥ・インクルーシブin浜松2024」(浜松市共催、静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委メンバーらが18日、市役所を訪れ、中野祐介市長に開催趣旨や概要を説明した。

中野市長(右から3人目)にインクルーシブイベントをPRする実行委のメンバーら=浜松市役所
中野市長(右から3人目)にインクルーシブイベントをPRする実行委のメンバーら=浜松市役所

 イベントは6月23日に浜名区の浜北総合体育館「サーラグリーンアリーナ」で開催する。多様な参加者が一緒にスポーツや遊び、浜松産食材で作った健康食などを楽しむ。互いの特性を理解した上で自分たちでルールなどを考えて遊んだり、ブースを設けて企業・団体のインクルーシブの取り組みを紹介したりする。県内12のスポーツチームも協力する。参加無料。
 訪れたのは実行委員長の中川晃静岡文化芸術大准教授ら5人。中川実行委員長は「インクルーシブ社会をつくるためには制度と市民の意識醸成が欠かせない。多くの市民が参加して互いを理解し、インクルーシブ社会について考えてほしい」と語った。中野市長は「遠州は多くの人を受け入れるのに寛容な地域。インクルーシブ社会を遠州地域からつくり、全国に広めていきたい」と話した。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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