長泉町、小中校建て替えの土地取得で44億円計上へ 22日臨時会 

 長泉町は19日までに、老朽化に伴う町立小中学校の建て替え計画に中心街にある同町下土狩の企業跡地を活用するため、土地を取得する方針を決めた。22日の臨時議会で、関連経費44億円を盛り込んだ特別会計補正予算案を提出する。
 土地取得を巡ってはこれまで、町議会が活用法や購入金額など妥当性を協議する調査特別委員会を開き、「取得すべき」との見解で一致。15日の臨時会で、積極的な対応を求める決議書を全会一致で可決した。これを受け、町は取得を目指し、暫定的な予算を確保する方針。
 取得を目指す土地は、長泉中西側の不二精機製造所跡地(約2万5千平方メートル)で、町の中心街では唯一の広大なスペース。町は今後、長泉中と長泉小を建て替える計画で、取得した土地を活用するとみられる。
 (東部総局・天羽桜子)

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