キャンプで最高のティータイムを 藤枝のシロマニ、真茶園がコラボ アウトドア用「茶」開発

 藤枝市藤枝のキャンプ用品企画・販売やコーヒーの焙煎(ばいせん)などを手がける「shiromani(シロマニ)」と同市茶町の製茶問屋「真茶園」は、コラボ商品としてアウトドア用の茶「shiromani tea」を開発した。19日、シロマニのオンラインと真茶園の店頭で発売した。1袋10グラム入り220円(税込み)。

アウトドア用の茶商品を開発した(右から)松田さん、瀧代表、美佳さん=藤枝市茶町の真茶園
アウトドア用の茶商品を開発した(右から)松田さん、瀧代表、美佳さん=藤枝市茶町の真茶園


 ほうじ茶と番茶、黒豆をブレンドした。香ばしい黒豆がほうじ茶と番茶の良さを引き立てている。カフェインが少なく、リラックス効果もあり、食事中と寝る前に楽しめる。ほうじ茶は緑茶よりも香りが強く、沸騰した湯でも飲める扱いやすい茶として選んだ。
 開発は、茶産地の藤枝で生まれ育ったシロマニの瀧慎太郎代表(49)の「茶の商品を出したい」という思いがきっかけ。キャンプ用品大手のスノーピーク(新潟県)が茶器を発売したが、茶葉や茶商品の販売がなかったことに着目し、スノーピークの茶器を使った新商品を企画した。
 開発に携わった真茶園の松田真明さん(32)は「茶の新しい形として、多くの人に楽しんでほしい」と話し、瀧代表と共に会社を経営する妻美佳さん(48)も「茶葉で飲む習慣が減る中、アウトドアを絡めて茶文化を再発信したい」と語った。
 (藤枝支局・青木功太)

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