新園舎お祝い 園児が歌披露 島田・ゆたか保育園 防災、子育て支援機能拡充

 島田市若松町のゆたか保育園で20日、新園舎落成式が開かれた。運営する社会福祉法人こばと会や市の関係者、施工業者、近隣住民が完成を祝った。

新園舎の完成を祝い、歌を披露する園児=島田市のゆたか保育園
新園舎の完成を祝い、歌を披露する園児=島田市のゆたか保育園

 新園舎は鉄骨造一部2階建てで、延べ床面積は806平方メートル。総事業費は約4億2200万円。定員72人。室内は木材をふんだんに使い、災害時などに安全に避難できるよう保育室を1階に集中させた。2階には多目的ホールを設けた。
 地域の子育て支援センター機能を拡充し、親子が気軽に来園して個別相談などができる「心と体の相談室」を付設した。ホールや園庭は災害時の緊急避難場所として、地域に開かれた多機能型保育園を目指す。
 式典で阿部虎之助理事長が「住宅街での改築は幾多の困難があったが、今日は喜びでいっぱい」とあいさつした。園児が完成を祝い、歌も披露した。ゆたか保育園は2004年に市立第四保育園を市から同法人に移管して運営が始まった。
 (島田支局・寺田将人)

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