山道駆け抜け、自転車タイム競う 川根本町でグラベルライドラリー

 一般社団法人国際自転車交流協会は21日、自動車ラリー競技の要素とマウンテンバイクのエンデューロのルールを取り入れた林道を駆け抜ける自転車レース「グラベルライドラリー」を川根本町などで開催した。

山道を自転車で駆け抜ける選手=川根本町
山道を自転車で駆け抜ける選手=川根本町

 移動を含めた75キロの全行程のうち、約24キロの未舗装路などの区間でタイムアタックを実施した。約80人が出場し、アップダウンが激しい山道を駆け抜けた。選手はラリー区間に設定されたチェックポイントを目指して走り、ゴール時間に伴って加算されるポイントを競った。同協会によると、日本初開催のレースという。同町職員らも運営に協力し、南アルプスユネスコエコパーク登録10周年の機運を高めた。
 地元に負担がかかりにくい林道サイクリングを通じた農村振興が目的。同町は全国の自治体でつくるNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加わっていて、同じく加盟する長野県の大鹿村、中川村でもそれぞれ5月と10月に同様のラリーを開催する予定。

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