自民・塩谷氏が離党届提出へ 浜松の地元支援者らに説明【裏金事件】

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、離党勧告処分が確定している塩谷立氏(衆院比例東海)は23日、浜松市中央区で地元支援者向けの会合を開き、近く離党届を提出する意向を伝えた。複数の出席者への取材で分かった。

塩谷立氏
塩谷立氏

 会合は非公開で約1時間にわたって行われた。出席者によると、塩谷氏はこれまでの経緯を説明し、離党届を期限の25日までに提出することを明らかにした。出席者から次期衆院選への対応について質問が出たが、明確には答えず、さらに支援者らと相談して決める方針を伝えたという。
 党紀委員会は4日に安倍、二階両派の計39人に対し、党則に基づく処分を決定。塩谷氏と安倍派参院側会長だった世耕弘成氏の2人は今回最も重い離党勧告処分を科した。塩谷氏は離党勧告に「事実誤認がある」などと主張して再審査を請求していたが、16日に却下され、離党については「地元支援者と相談して判断したい」などと話していた。

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