須山小150周年 全校児童、教職員、地域住民 “誕生日”祝う 裾野 学校の歴史クイズ、合唱楽しむ

 裾野市の須山小で開校日の26日、創立150年記念集会が開かれた。全校児童90人が教職員や地域住民と一緒に、富士山麓にある同校の「150回目の誕生日」を祝った。

学校の歴史にまつわるクイズを出題する代表児童=裾野市の須山小
学校の歴史にまつわるクイズを出題する代表児童=裾野市の須山小

 三柴美智子校長が資料を使って150年の歩みを振り返り、「明治7(1874)年に現在の裾野市内で最初に開校しました」と紹介した。学区で生活する卒業生の根上博さん(83)と時田純平さん(42)がそれぞれの学校生活を踏まえ、「たくさんの友だちと楽しい思い出を作ってください」と呼びかけた。
 児童会の児童が学校の歴史にまつわるクイズを出題。最後に6年生の楽器演奏に合わせ、全員で「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」を合唱した。
 同校は本年度、150周年記念事業として式典やタイムカプセル開封、児童によるアート作品制作などを計画している。
 同市は少子化に伴い、小中学校再編を進めている。須山小は規模が小さいが、通学の利便性などを考慮して単独存続させる方針。学区を撤廃する小規模特認校制度を導入して市内全域から児童を受け入れ、地域一体となって特色ある学校づくりを目指す。
 (東部総局・杉山諭)

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