富士山静岡側3県道、冬期閉鎖解除 5合目まで

 静岡県は26日、富士山5合目に通じる県道3ルート(富士宮口、御殿場口、須走口)の冬季閉鎖を一斉解除した。5合目以上の登山道は積雪で危険なため、冬季閉鎖を継続する。

富士山須走口5合目に続く「ふじあざみライン」入り口で、冬季閉鎖の解除を待つ車列=26日午前10時55分ごろ、小山町須走(画像の一部を加工しています)
富士山須走口5合目に続く「ふじあざみライン」入り口で、冬季閉鎖の解除を待つ車列=26日午前10時55分ごろ、小山町須走(画像の一部を加工しています)

 解除されたのは富士宮口の富士山スカイライン(全長13キロ)、御殿場口の富士公園太郎坊線(同1・7キロ)、須走口のふじあざみライン(同11・5キロ)。富士山スカイラインは夜間に路面凍結の恐れがあり、当面は午後5時から翌日午前8時まで通行止めとする。
 須走口5合目は例年、解除後に富士山の側火山「小富士」へのハイキングや初夏限定の光景「まぼろしの滝」などを楽しみに観光客が集う。小山町須走のふじあざみライン入り口では同日午前11時ごろ、5合目を目指す車やサイクリストが列をつくり、解除と同時に次々と県道を上った。

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