⚽静学、首位広島ユースに惜敗 高円宮杯U―18プレミアリーグ

 サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ西地区は28日、第4節4試合を時之栖スポーツセンターなどで行い、静岡学園高は首位の広島ユースに1-2で惜敗した。広島ユースは4戦全勝、静岡学園高は4戦全敗。静岡学園高―広島ユース 後半8分、ヘディングでゴールを奪う静岡学園高の乾(13)=時之栖スポーツセンター

 ▽東地区
尚志高(福島)(4) 1(1―0 0―0)0 青森山田高(7)
昌平高(埼玉)(7) 3(1―0 2―1)1 川崎ユース(9)
流通経大柏高(千葉)(8) 2(1―0 1―0)0 大宮ユース(3)
FC東京ユース(5) 0(0―0 0―0)0 市船橋高(千葉)(2)
 ▽西地区
広島ユース(12) 2(2―0 0―1)1 静岡学園高(0)
岡山ユース(6) 1(0―0 1―0)0 米子北高(鳥取)(6)
東福岡高(8) 2(2―1 0―1)2 名古屋ユース(7)
神戸ユース(7) 1(1―0 0―0)0 鹿児島城西高(1)


「今季一の内容」監督手応え
 全勝で首位を走る広島ユースをあと一歩まで追い詰めた。静岡学園高は後半に攻撃の形を示し、敗れたがシュート数で相手を上回った。第4節を終えてまだ勝ち点がないが、川口監督は「内容は今季一番良かった。光が見えた」と納得の笑みを浮かべた。静岡学園高―広島ユース 後半、8分にヘディングでゴールを奪って喜ぶ静岡学園高の乾=時之栖スポーツセンター
 前半はパスが前につながらず、イージーミスもあって2失点した。攻撃を活性化させたのは後半から出場したMF乾。「ボールに関わり、リズムをつくりたかった」。ボランチに入って推進力を生むと、8分にはFKを自ら頭で合わせ1点差に詰め寄った。
 その後も中盤で競り勝ち、攻撃陣が積極的にドリブルで仕掛けた。左サイドで鋭い突破を見せたのは背番号14の加藤。ただし追加点は奪えず、「無理な体勢でもコースを狙ってシュートを打ちたかった」と定位置確保に向け決意を新たにした。
 リーグ戦は序盤でチームは土台づくりの段階。川口監督は「やっと『この基準でやればいい』と気付けた。いい守備から攻撃へ、静学のスタイルを貫き、ここから勝ち点を積み上げたい」と巻き返しを誓った。
 (運動部・寺田拓馬)
 

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