静大付属浜松小に新校舎 ICT活用 授業に注力

 浜松市中央区の静岡大付属浜松小中はこのほど、小学校の新校舎落成式を行った。児童・生徒や同大関係者など約840人が新しい学びやの完成を祝った。

新校舎完成を祝い、テープカットを行う関係者=浜松市中央区の静岡大付属浜松小
新校舎完成を祝い、テープカットを行う関係者=浜松市中央区の静岡大付属浜松小

 新校舎は鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積4373平方メートル。校舎一体型の小中一貫校に向け、中学の東側に新設し、中学校舎とつなげた。小中の職員室も一体化した。
 普通教室12部屋すべてにプロジェクターを設置し、ICT(情報通信技術)を活用した授業に力を入れていく。児童は7日から新校舎での生活を始める。
 式典で鈴木秀幸校長は「新校舎ではこれまで以上に友人と楽しく学んでほしい」と児童に呼びかけた。
代表児童の6年の鈴木悠太君は「長い歴史に培われた伝統を絶やすことなくずっと守り続けていく。最新の設備に囲まれ、中学生のそばで生活できることがとても楽しみ」と期待に胸を膨らませた。
 新校舎前で関係者によるテープカットを行い、児童や生徒が大きな拍手を送った。
 (浜松総局・小林千菜美)

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