学生の朝ご飯、100円で提供「1日のスタート健康的に」 物価高受け生活応援 静岡大で17日まで

 物価高などの影響を受ける学生に安価で朝食を提供しようと静岡大と同大生活協同組合は7日、「学生応援!100円朝食プロジェクト」を始めた。17日までの平日午前8時~9時半の間、同大に通う学生を対象に100円の日替わり朝食を静岡、浜松の両キャンパスで販売する。各キャンパス1日100食限定。

100円の朝食を購入する学生=静岡市駿河区
100円の朝食を購入する学生=静岡市駿河区

 卒業生や企業などからの寄付金でつくる「未来創成基金」を活用。昨年盛況だった「100円夕食プロジェクト」の朝食版で、ゴールデンウイーク明けも生活リズムを崩すことなく健康的な1日のスタートを切ってほしいとの思いが込められている。
 静岡キャンパス内の売店「フードショップ銀杏」(静岡市駿河区)では初日、開始前からブースに10人以上の学生が並んだ。学生はドリンク付きのサンドイッチセットかご飯セットの2種類から選び購入。
 理学部1年の小川凱生さん(18)は「朝食は準備が面倒くさいが、コンビニなどで買うと高い。100円で買えるのはありがたい」と笑顔で話した。
 (社会部・五十嵐美央)

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