短距離走のこつは? 大谷選手のメンタル指導も経験、臼井さん伝授 沼津・大平小

 沼津市の大平小で8日、プロスポーツ選手のメンタル指導を行う同市の臼井博文さん(63)を招いた短距離走の陸上教室が開かれた。5、6年生57人が記録を伸ばすための走り方と心構えを学んだ。

指導をする臼井さん=沼津市の大平小
指導をする臼井さん=沼津市の大平小

 臼井さんはつま先をまっすぐにして膝をへそより上にあげる「ベースポジション」や、股関節に当たるようにする腕振りなど、速く走るための基本となる体の使い方を強調。「短距離は長距離と違ってマイナスの面が少ない分、自分の走りだけに集中することが大切」と技術面を中心に指導した。最後に「周りを気にせず、ゴールだけを見て走って」と伝えた。
 6年生山崎篤人君(11)は「腕振りは今まで意識していなかった。前より速く走ることができそう」と話した。
 臼井さんはメンタルトレーニングを行う「サンリ」に所属。パリ五輪出場を決めたバスケット男子日本代表や米大リーグドジャースの大谷翔平選手を花巻東高(岩手県)時代に指導した経験もあるという。

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