自由な感性で描く 施設で暮らす子どもの作品展 静岡市

 静岡県内の児童養護施設や母子生活支援施設で生活する子どもの絵画を集めた「第42回県児童文化奨励絵画展」(県児童養護施設協議会主催、県社会福祉法人経営者協議会共催)が20日まで、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれている。

自由な感性で描いた作品が並ぶ会場=静岡市葵区
自由な感性で描いた作品が並ぶ会場=静岡市葵区

 14施設の幼児から高校3年生までが描いた作品61点が展示されている。年代別に審査し、金賞5点、銀賞10点、銅賞20点などを選出した。金賞は、ウミガメが悠々と泳ぐ海中の様子を、緑色や青色などを重ね合わせて色鮮やかに表現した小学5年生の男子児童の作品や、「花にとまったでっかいてんとう虫」と題し、紙いっぱいにテントウムシを描いた小学2年生の女子児童の作品などが並ぶ。
 金賞5点は全国児童文化奨励絵画展に出品される。担当者は「子どもたちが自由な感性で、伸び伸びと描いた作品を見てもらいたい」と話した。
 (社会部・五十嵐美央)

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