静岡の大河内小中生が茶摘み 感謝込め、上級生が手ほどき 

 静岡市葵区平野の大河内小中の児童生徒20人が8日、同校に隣接する茶園で茶摘みを体験した。

上級生の手ほどきを受けながら新芽を手摘みする児童=静岡市葵区平野
上級生の手ほどきを受けながら新芽を手摘みする児童=静岡市葵区平野

 児童生徒は地元の茶農家や茶摘みを経験している上級生から手ほどきを受け、かごを持って茶園に入り、新芽を次々と手摘みした。晴天の中、ときおり汗を拭いながら楽しそうに作業を進め、約3時間で新芽53キロを収穫した。中学3年の福嶋瑠香さん(14)は「今年で最後の茶摘み。地域の皆さんや先生方に感謝しながら摘んだ」と話した。
 同校では長年、児童生徒が地元の名産に愛着と誇りを持つことを目的に茶の栽培や茶摘み体験を行っている。今回摘み取った生葉は製茶され、各家庭に配布したり学校で飲んだりするという。
 (社会部・鈴木志穂)

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