樹齢300年超、静岡県内最古の大茶樹 一番茶手摘み 藤枝
藤枝市茶振興協議会はこのほど、樹齢300年以上で静岡県内最古とされる同市瀬戸ノ谷の「藤枝の大茶樹」で、今期の一番茶の手摘みを行った。園主の平口好三さんや市茶手揉保存会の会員、市職員ら約30人が参加し、摘採に汗を流した。
平口さん方の敷地内にある大茶樹は、平口さんの先祖が種をまいたと伝わる。高さ4メートル、周囲33メートル。参加者は脚立を使い、生葉約20キロを収穫した。
茶葉は長寿の縁起物とされている。製茶した後、市内の高齢者に贈る。平口さんは「霜に当たらず順調に新芽が生育した。今までにない良いお茶ができるのではないか」と期待した。
(藤枝支局・青木功太)