エビイモ栽培の担い手に 7人が苗の定植研修 磐田で講習会

 JA遠州中央は10日、磐田市特産エビイモの新たな担い手の確保につなげようと、栽培講習会を同市松之木島の農地で開いた。栽培に関心がある市内などの7人が苗の定植を体験した。

エビイモの苗を手植えする参加者=磐田市松之木島
エビイモの苗を手植えする参加者=磐田市松之木島

 JA職員らから「エビイモは乾燥に弱いので、植える前にしっかりと水をかけて」などとアドバイスを受け、大きく育つよう一定の間隔を空けて手植えした。親イモを育てるため脇芽を取るなどの基本も学んだ。10~11月の収穫まで月1回程度、除草や防虫、水やりなどの研修に取り組む。
 同市はエビイモの生産量日本一。同JAによると、近年は生産者の高齢化が進み、収穫量は減少傾向。産地維持に向けて2007年に講習会を始め、毎年、参加者の1、2人が海老芋部会に加わっているという。

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