ブラジル選手団、浜松で事前合宿 東京デフリンピック 市、7月に協定締結へ 

 浜松市は10日の市議会市民文教委員会で、2025年に国内で初めて開催される聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「東京デフリンピック」で、ブラジル選手団の事前合宿地に決定したことを明らかにした。中野祐介市長が今年7月に同国を訪れ、同国ろうあスポーツ連盟と協定を締結する。
 事前合宿は大会開幕直前の25年11月上旬に行い、サッカーやバレーボール、柔道、ビーチバレーなど12競技の選手、スタッフ計205人が参加する予定。練習会場候補は遠州灘海浜公園球技場や浜松アリーナ、四ツ池陸上競技場など市内8施設を想定している。市総合水泳場「トビオ」の改修時期と重なるため、水泳の練習会場は県内の別施設で調整している。
 宿泊施設と練習会場の輸送や施設利用に関する経費は市が負担する。選手は事前合宿中、市民との交流イベントにも参加する予定。
 市は21年の東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンとなり、同国パラリンピック委員会とレガシー協定を結んでいる。
 東京デフリンピックには70~80カ国・地域から21競技の約3千人が参加予定。静岡県内では日本サイクルスポーツセンター(伊豆市)で自転車競技が開催される。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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