⚽ジュビロ磐田完敗 鳥栖に0-3 主力不在響く J1第13節

 明治安田J1リーグは11日、各地で第13節の試合が行われ、磐田はホームで鳥栖と対戦し、0-3で敗れた。

磐田―鳥栖 後半32分、3点目を許し悔しがる磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 後半32分、3点目を許し悔しがる磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 前半、ゴール前で相手と競り合う磐田・石田(41)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 前半、ゴール前で相手と競り合う磐田・石田(41)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 後半、磐田・鹿沼(中央右)がシュートを放つも相手に阻まれる=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 後半、磐田・鹿沼(中央右)がシュートを放つも相手に阻まれる=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 後半32分、3点目を許し悔しがる磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 前半、ゴール前で相手と競り合う磐田・石田(41)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―鳥栖 後半、磐田・鹿沼(中央右)がシュートを放つも相手に阻まれる=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

 【評】磐田は3失点で鳥栖に完敗した。
 序盤から前掛かりの守備で球を奪い、石田がゴールを狙った。ブロックを敷いて粘っていたが、前半終了間際、右からのクロスが磐田の鹿沼に当たってオウンゴールとなり先制点を許した。
 後半13分にはロングボールでカウンターを食らい2失点目。32分は相手クロスを坪井がつかめず押し込まれ、3点目を失った。追加タイムに途中出場の古川が枠内にシュートを放ったが止められた。

主力不在でバランス崩し今季2度目の連敗  開幕から磐田の主力を担ってきたGK川島、FWジャーメインが負傷欠場。さらに守備の要DFリカルドグラッサが出場停止で前節から先発4人を入れ替え、チームの地力が試される試合だった。だが、その重要な一戦で今季最多点差となる0-3で完敗。今季2度目の連敗を喫して、サポーターの厳しいブーイングが響いた。
 主力の不在が結果的に大きくチームのバランスを崩した。オウンゴールとなった1失点目は、本職ではないセンターバックに入った鹿沼が相手FWに高さでミスマッチを突かれた。後半の2失点目はロングボールのカウンターから。鳥栖の川井監督に「意図的に起こした現象」と言われる始末で守備のもろさを露呈した。
 3失点目は今季神戸から加入し2季ぶりのJ1出場となったGK坪井のキャッチミスだった。久々の実戦で難しいクロス対応だったが「思ったより伸びて判断を間違えてしまった」と反省する。前半から好セーブを連発していただけに、痛恨のミスが悔やまれる。
 失点以外にもDFは背後を取られるシーンが目立った。「寄せきれない場面が多かった」と横内監督。GKを含め、慣れない最終ラインをコントロールし6試合ぶりに先発復帰したDF鈴木は「ホームでこういう試合はふがいない気持ち。チームで変わらないといけない」。パリ五輪出場を決めた世代別日本代表の大岩監督が視察した試合で、結果を出せなかった。
(運動部・名倉正和)

石田、J1初先発も「力が足りなかった」  得点ランク首位で負傷離脱したFWジャーメインに代わり、MF石田が鳥栖戦でJ1初先発した。トップ下に入り後半26分まで70分余りピッチに立ち、鋭い反転から前を向くシーンをつくり出し、まずまずの出来だった。それでも「ジャメのためにも結果を出したかったが、力が足りなかった」と絞り出した。
 前半5分、こぼれ球に反応しペナルティーエリア手前から思い切ってシュートを狙ったが枠外に。「最初のチャンスを仕留めれば試合展開は変わった」と悔やんだ。その上で「結果を残すのは簡単ではない。時間はないが修正して切り替えたい」と中3日で迎える敵地札幌戦を見据えた。

欠場のGK川島は「脚の内転筋に張り」  J1磐田の横内監督は鳥栖戦後の記者会見で、今季初欠場した元日本代表GK川島について「(脚の)内転筋に張りがある。動けないわけではないが、今節は飛ばした」と説明した。次節以降については「もう一度状態を見ないと分からないが、長期離脱はないと思う」と見解を述べた。川島は開幕から前節東京V戦まで12試合フル出場していた。

①ヤマハ▽観衆9162人
 鳥栖 3勝2分け8敗(11) 3(1―0 2―0)0 磐田 4勝2分け7敗(14)
 ▽得点者【鳥】OG、マルセロヒアン(6)長沼(2)

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