静大・浜医大再編の記事一覧
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浜松医科大で入学式 「信頼される医療人に」
浜松医科大は5日、入学式を浜松市中央区のアクトシティ浜松で行った。医学科115人、看護学科66人、大学院57人が医療、研究の道へ第一歩を踏み出した。 医学科の谷百合さん(19)=同市出身=と大学院看護学専攻博士前期課程の鈴木利史さん(47)=同市出身=が「品性を正し学生の本分を全うする」と宣誓した。今野弘之学長は「現代の医学、看護学の情報量は膨大で増え続けている。最新の知識をアップデートし続けることで信頼される医療人になれる」と激励し、それぞれの学科や専攻の代表者に入学許可書を手渡した。
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静岡大「1大学2校」正式案に決定 浜医大「強行、大変遺憾」【静大・浜医大再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、静大は21日、両大が交わした当初の合意とは異なる「1大学2校案」を役員会で静大の正式案に決定した。静大の日詰一幸学長は記者会見で、教育研究の意思決定権限を持つ担当理事を静岡、浜松両地区に置くことや、学部にあたる学類を親和性の強い分野ごとに学群としてまとめる「3学群8学類制」を導入する構想を示した。正式案は同日、浜医大に通知した。 構想では、静大静岡キャンパスの静岡地区、静大浜松キャンパスと浜医大の浜松地区にそれぞれ、従来の学長相当の権限を持つ担当理事を置くとした。3学群のうち先端教育・教養学群は両地区の計4学類で構成し、両地区を結ぶ組織とす
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3カ月ぶり再編協議も平行線 静岡大「2校案も合意書範囲内」 浜医大「2大学案の履行を」【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、両大は19日、両大の学長や理事が出席して意見交換する連携協議会を浜松市中区の静大浜松キャンパスで開いた。静大の日詰一幸学長は、近く同大の正式案にする方針の「1大学2校案」をあらためて説明したのに対し、浜医大の今野弘之学長は2019年に交わした「1法人2大学」の合意書の履行を求め、議論は平行線をたどった。 協議会は非公開で行い、終了後に両学長が報道陣の取材に応じた。日詰学長は「(1大学2校案は合意書の範囲内と)法律実務家に確認をした」と明かした。 浜医大が合意書の範囲外だと指摘していることには「いろんな解釈があるため争点にする必要性はない。
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浜医大学長「1大学2校案は合意書の範囲外」 期成同盟会説明会で強調 出席首長らも後押し 【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市を中心とした市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)は6日、同市中区のアクトシティ浜松で状況説明会を開いた。浜医大の今野弘之学長は、静大の日詰一幸学長が同大の正式案にする方針を示す「1大学2校案」について、「合意書の範囲外との認識だ」とあらためて強調し、首長や地元経済界も後押しした。 今野学長は、両大が2019年に交わした合意書に関する法律事務所の見解を説明した上で、「1法人2大学」について「学長や評議会を各大学に置くことができ、独立性や機動性を担保する法的根拠がある」と優位性を指摘した。経済界からは、ハマキ
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期成同盟会の12月6日会合 静大学長が欠席回答【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市を中心とした市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介市長)が両大の学長に出席を求めていた12月6日の会合について、静大の日詰一幸学長が欠席することが22日、関係者への取材で分かった。出欠回答期限の同日、事務局の市に対して欠席と連絡した。 日詰学長が、2019年に両大で合意した「1法人2大学」ではなく、「1大学2校案」を静大の正式案とする方針を示したことを受け、期成同盟会は両学長に対して現状説明を求めていた。関係者によると、「1大学2校案」を学内で説明し、正式案に決定する前のため、外部に説明できる状況にないことが欠席の理
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12月6日の会合開催 発表 浜松期成同盟会 合意書早期実現を要望【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編問題で、浜松市を中心とした県内の市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)は17日、12月6日に同市中区のアクトシティ浜松で会合を開くと正式に発表した。両大の学長に出席を求めて現状説明を受け、両大が2019年に合意書を交わした「1法人2大学」の早期実現をあらためて訴える。 静大の日詰一幸学長が合意書と異なる「1大学2校案」を静大の正式案とする方針を示したことを受けて開催を決めた。事務局の同市によると、浜医大の今野弘之学長は出席する意向を示す一方、日詰学長からは現時点で返答はない。 合意書案に対しては、大学の一体感が損なわれ