2回目は『催眠商法』です。
静岡県が実施している「ほっとけないプロジェクト」の広報キャプテン
静岡県庁県民生活課の 細萱 宏樹 さんにお話をうかがいます。
◆催眠商法とは◆
催眠商法は閉め切った会場に人を集め、
販売員が巧みな話術で会場の雰囲気を盛り上げて冷静さを失わせ、
最終的には高額な商品を売りつける商法です。
◆狙われやすい人は◆
狙われるのは高齢者の方が中心です。
事業者側にも「若い人は引っかからない」という先入観があるのか、
若い人が会場に入ろうとした場合は、入り口で選んで入れないようにする場合も
あると聞いています。
◆催眠商法の手口は?◆
まず新聞折込や、ポストインなどでチラシを配ったり、
呼び込みをしたりして店舗に人を集めます。
会場では、景品やサンプルを配って、お客さんを得した気分にさせ、
会場の雰囲気を盛り上げます。
人というのは不思議なもので、気分が盛り上がっていると
冷静な判断ができなくなってしまうものです。
その弱みに付け込んで、高額な商品を販売するという恐ろしい商法です。
◆売りつけられる商品は?◆
布団、健康器具(電気治療器、磁気治療器など)、健康食品などで
金額は数万円から数十万円になるものまでさまざまです。
俗に「高齢者の不安3K」と呼ばれる「お金」「健康」「孤独」のうち、
「健康」に関するものが多いです。
◆被害に遭わないためには◆
タタで物がもらえるからといって、気軽な気持ちでついていってはダメ!
一番の予防策は「行かない」ことです。
もし会場に入ってしまった場合は、冷静になって考えてください!
「タダより高いものはない!!」と心得ましょう。
なお、催眠商法は訪問販売にあたるので、クーリング・オフが適用されます。
◆被害の相談窓口は?◆
消費者ホットライン 0570-064-370 (守ろうよ、みんなを)
また「静岡県くらしのメ~ル」というメールマガジンも参考になります。
詳しくは「静岡県ほっとけないプロジェクト」のホームページから!